2017年10月19日木曜日

衆議院選挙と中央防波堤埋立地の帰属問題について

 今月10日に公示された第48回衆議院選挙は今日で10日めを迎え、終盤戦に入りました。私はこの間、秋元司議員団選対の幹事長として選挙活動を続けていますが、同時に中央防波堤埋立地の帰属問題に大きな進展があり、まさに盆と正月が一緒に来たような毎日です。
1.衆議院選挙について
 マスコミ各社の報道によれば、自公堅調、希望劣勢、立憲民主躍進といったところですが、私は与党側も野党側も今回の選挙でいわゆる「決め手」が無く、また安倍嫌い・小池嫌い層が増えて投票率は(全国的に天気予報も悪く)かなり低くなるのではと懸念しています。また、自民党と希望の党のそれぞれの公約(憲法改正、安保法制、消費税増税、原発再稼働等々)の違いが分かり難いことも一つの要因ではないでしょうか。朝の駅頭立ちで政策ビラを配っていますが、無関心に通り過ぎていく方たちを見るとその思いを一層強くします(もちろん頑張って下さいと声を掛けて下さる方も多いのですが...)。
 私の住んでいる東京第15区は過去2回の選挙と対決の構図は変わっていません。自民党秋元候補と野党候補の柿沢候補、あとは共産党と無所属の候補者です。過去2回は秋元候補がいずれも惜敗していますが、マスコミ報道の通りであれば、まさに三度目の正直となります。ただ、柿沢候補はお父上の代からの根強い支持者が多く、最後まで気の抜けない選挙戦になると思われます。私は街頭で、また宣車から「江東区は築地市場の豊洲移転、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の準備、防災対策、少子高齢化対策等々、多くの課題を抱えている。自民党の国政ー都政ー区政のパイプをしっかりと作ってこの解決に臨みたいとの訴えを続けています。どうか区民の皆様の力強いご支持をあきもと司候補に与えて頂きますようお願い申し上げます。

2.中央防波堤埋立地の帰属問題について
 今月16日に正式な都の調停案が示されましたが、これを受けた大田区議会の所管委員会は松原区長の調停案不受理の議案を可決したとの報道がありました。三日前のブログでもご報告した通り、調停を申請する際、江東・太田両区の区長・議長による四者会談で、三年後の五輪東京大会までにこの問題を解決するため、いかなる調停案が示されてもこれを尊重しようとの約束が交わされたにもかかわらず、大田区議会の皆さんがこのような判断を示されたのは大変遺憾であると言わざるを得ません。過去に筑波山頂境界確定事件を手掛け、最高裁の判事までつとめられた泉代表委員を始めとする3名の権威ある有識者の判断を、行政・議会に携わる者としては最大限尊重すべきであると考えます。
 今後、裁判や知事裁定に進展する可能性が出てきましたが、私たち江東区議会としては選挙が終わる来週25日の最終本会議において、本件受託を粛々と議決する方向で同僚議員と協議していく所存です。
 

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