2017年7月5日水曜日

中央防波堤埋立地の帰属問題について

 本区の長年の課題であった中央防波堤内側及び外側埋立地の帰属問題に関して、明日江東区議会は午後一時から本会議を開き、地方自治法に基づく自治紛争調停を東京都に申請する議案を全会一致で可決する予定です。
 既にご報告した通り、先月22日に江東区、大田区の両区長と太田区議会議長、私が都庁を訪れ、この帰属問題に関して最終協議を行いましたが、双方に歩み寄りはなく、東京都に対して調停を申請することを表明しておりました。大田区議会は既に議案を可決致しましたが、本区議会は都議選期間中は休会となっていたため、明日の最終本会議で議案を審査、可決の運びとなっています。私は平成3年の初当選以来、本区のごみ問題、特に清掃工場未設置区に対する建設の呼びかけ(いわゆる第二次ゴミ戦争)、あるいはその後の自区内処理の原則の事実上の撤回(清掃工場の全区設置の断念)、ごみ問題を考える会の運動に伴う、清掃一組への負担金の各区間の調整など様々な場面に立会い、その都度先輩、同僚議員と共に行動し意見を述べて参りました。この帰属問題もこのごみ問題と密接に関連のある課題で、東京都に調停を申請するこの時期に議長の職に就いていることについて非常に感慨深いものがあります。
 私たちが当該埋立地の本区への百%の帰属を主張していることに対し、大田区側も様々な理由から同様の主張を続けています。そして、概ね一か月以内に東京都の調停委員(3名と聞いております)が本区にヒアリングにお見えになるとの話を聞いておりますが、改めて皆様にも何故本区が帰属を主張してきたのかご説明する機会を持ちたいと考えております。



2017年7月4日火曜日

都議選終わる。自民惨敗、小池知事派が過半数。

 7月2日投開票のあった都議会議員選挙(定数127)は、小池知事率いる「都民ファーストの会」が都議会第1党に躍進、公明党などを合わせた小池知事の支持勢力が過半数を超える当選を果たしたのに対し、私の所属する自民党は現有57議席からまさかの23議席と激減しました。
 私の地元江東区では、支持した山﨑一輝候補が第二位で当選。私も選挙期間中は同候補の日程作り等に参画し、地元の支持者の皆様と一緒に戦いを進めました。自民党大苦戦のなか勝利を収めることができたのもひとえに支持者の皆様の応援の賜物と深く感謝申し上げます。最終結果は以下の通りです(敬称略)

江東区(定数4)
◎白戸太朗  都民新 45、614票
◎山﨑一輝  自民現 37、970票
◎細田 勇  公明新 36、533票(都民推薦)
◎畔上三和子 共産現 29、804票
 柿沢幸絵  無所現 25、908票(都民推薦)
 高橋恵海  自民新 21、059票 
 大沢 昇  民進前 15、409票
 古賀美子  無所新  3、171票
 表奈就子  諸派新  1、403票
 
 また、江東区の投票率が54.56%で、23区のなかでは北区、文京区に次いで第3位になったことは、まさに激戦であったことが裏付けられたと考えます。また新聞等報道にある通り、自民惨敗の背景には、安倍首相の政権運営、森友・加計学園をめぐる疑惑、稲田防衛相の問題発言、国会議員の暴言報道等々があげられ、またマスコミの過剰とも思われる報道にあったと言わざるを得ません。自民党都連の下村会長始め五役が既に辞任を表明されましたが、昨年夏の都知事選以降の党運営、例えば東京十区(小池知事の地元)における衆議院補欠選挙への対応など、党所属の区議会議員である私の目からも首をかしげざるを得ない数々の場面があったことは大変残念であります。個人的に言えば、私の秘書時代の同僚であった中央区の石島候補、後輩の武蔵野市の島崎候補、都連青年局幹事長時代の局長であった南多摩の小礒候補、過去の議長時代に交流のあった豊島の堀候補、台東の和泉候補などが軒並み落選されてしまったことは、慚愧に堪えません。
 このような状況の中、山﨑候補が激戦を勝ち抜いたこと、高橋めぐみ候補も二万票以上の票を獲得して善戦し、二人で五万九千票の得票があったことは江東区の自民党として一定の評価を頂いたと自負をしております。今後、安倍首相の国会運営が注目され、また新しい議会構成となる東京都政からも目が離せず、更に言えば、築地市場の豊洲移転や三年後に迫ったオリンピック・パラリンピック東京大会の準備、中央防波堤埋立地の帰属問題等々、江東区に大いに関連のある課題について、私も区議会議長として真摯に取り組んでいきたいと考えております。

2017年7月2日日曜日

東京都議会議員選挙について

9日間にわたる都議選の運動期間が終了しました。私が担当しました山﨑一輝候補に対する皆様の応援に心から感謝申し上げます。
さて、今回の選挙についてまず江東区の期日前投票の結果について以下ご報告致します。

6月24日 1,211票
  25日 5,399票
    26日 4,504票
  27日 5,024票
  28日 5,065票
  29日 6,532票
  30日 6,897票
7月1日 13,342票
合計   47,974票

4年前の前回都議選に比べ、約19,000票の増加で、簡素化された手続き、投票所の増加などがその理由として挙げられると思います。さて、マスコミ各社はこの期日前投票の出口調査を行っていますおりますが、社によって数字がまちまちであります。ただ共通していることは、期間の前半は自民党公認候補者の得票が堅調であったものの、森友や加計学園の問題、豊田代議士の暴言報道、稲田大臣の失言等々自民党の不祥事が報道されるにつれて、週末の7月1日に向けて急速に自民党候補者への投票が激減しているとのことです。また、全体の投票率が高くなれば、小池知事率いる都民ファーストの公認、推薦候補者に有利で既成政党の候補者にとっては厳しいとの調査結果も共通した見方です。
上述したように、前回に比べ期日前投票数も1.6倍強で、昨年夏の小池知事の就任以来、3年後のオリンピック・パラリンピック東京大会や築地市場の豊洲移転問題等都政の課題が全国的なニュースとして取り上げられたこともあり、前回投票率(江東区46%強)を大幅に上回ることが予想されます。
この調査結果から山﨑候補には大変厳しい状況とは思いますが、本日夜の開票結果を見守りたいと思います。